クロスオーバーイレブンが帰ってきた

この夏も帰ってきました。夜ふけにはやっぱりこの渋い低音、津嘉山正種さんの魅惑のナレーションもそのままに、NHK-FMの名番組「クロスオーバーイレブン」!今週1週間の放送、きのうがその1回目。一日の終わりにふさわしい、落ちつきがありながらも多少骨のある、いわゆる“クロスオーバーイレブンで流れそうな曲”ばかりがきっちりと流れておりました。

そう、“クロスオーバーイレブンで流れそうな曲”、もちろんリスナーが100人いれば100通りのイメージあり。私の場合はなぜか80年代前半のアイランド・レーベルがらみのアーチスト、グレース・ジョーンズとかサード・ワールドとかウォズ(ノット・ウォズ)とかをイメージしてしまうんです。乾いた感じの音とでもいうか、まあでもこれはホントひとそれぞれだと思いますが。

なのでその反面、デヴィッド・ボウイ1984年に「トゥナイト」というアルバムを発表したときは、そのあまりにも落ち着いた音の構成に「ボウイが“クロスオーバーイレブンで流れそうな曲”を作ったらあかんやろ」と思ったこともあり。当時のボウイにはもうちょっとトガッた曲をお願いしたかった…などと言いながら、今夜のオンエアではその時期のボウイがきっちり流れるんですけどね。

そしてやっぱりこの番組といえばエアチェック。FM雑誌の番組表には曲目が載るも、スクリプトの間のどこで曲が流れるかわからない。カセットデッキのポーズボタンに指をかけながら、ナレーションに耳をかたむけるこのスリル!おそらくこれは誰もに共通した体験のはず。とにもかくにも今宵11時、ラジオに耳をかたむけて思い出に浸ろうではありませんか。